今回は、私が「鏡の法則」を実生活に応用して、実際に人間関係や心の在り方に大きな変化を感じた体験談をシェアします。
■ 鏡の法則との出会い
少し前、職場である上司との関係に悩んでいました。
話しかけても冷たく返される、細かいことにいちいち注意される…。毎日その人の言動に一喜一憂して、家に帰る頃にはぐったり。
「どうして私ばっかりこんな扱いを受けるの?」と被害者意識がどんどん膨らんでいきました。
そんなとき、SNSでふと見かけたのが「鏡の法則」という言葉。
他人に感じるイライラや怒りは、自分の内面を映し出している「鏡」かもしれない。
半信半疑ながらも、「もしかしたら、何か気づくヒントがあるかも」と思い、少しずつ実践してみることにしたのです。
■ 実践:相手に感じたことを、自分に問いかけるワーク
私がまず始めたのは、相手に感じた感情を一度紙に書き出すこと。
たとえば、こんなふうに。
上司に対して感じていたこと:
- 「細かくてうるさい」
- 「人の粗探しばかりしている」
- 「全然認めてくれない」
このリストを、今度は自分自身に向けて問い直しました。
- 「私は自分に対して細かくうるさくしていないか?」
- 「自分のダメなところばかり責めていないか?」
- 「自分のことをきちんと認めてあげているか?」
ここで、ハッとしたんです。
思い返すと私は、失敗したときに自分をすごく責めていました。「またできなかった」「なんでこんなミスするの」と、心の中で何度も自分を責める声が聞こえていたのです。
つまり、上司に感じていたことは、実は私が自分にやっていたことと全く同じだったのです。
■ 具体的にやったこと
この気づきをきっかけに、私は次の3つを毎日意識するようにしました。
① 自分に優しく声をかける
たとえば、失敗して落ち込んだときは、
「大丈夫、完璧じゃなくていいよ」「今日もよく頑張ったね」など、自分を労わる言葉をかけるようにしました。最初は恥ずかしかったですが、徐々に心が和らぐ感覚がありました。
② 自分の「できたこと日記」をつける
小さなことでもいいから、「今日よくできたこと」を毎日3つ書くようにしました。
「朝ちゃんと起きられた」「資料を時間内に出せた」など、どんなに小さくてもOKにすることで、自分への信頼が少しずつ積み重なっていきました。
③ 「他人=鏡」として見る習慣
職場でイラッとした時、「この人は私のどんな部分を映してるんだろう?」と立ち止まる習慣を持つようにしました。そうすると、不思議と感情に飲み込まれなくなりました。
■ 起きた変化
ここからが本当に驚きだったのですが、
なんと、あれだけ苦手だった上司の態度が、1ヶ月ほどで明らかに柔らかくなってきたのです。
以前はダメ出しばかりだったのに、
「最近、頑張ってるね」と言ってくれるようになったり、表情が穏やかになったり。
さらに、自分の中の自己否定の声が減ってくると、他の人との関係もスムーズになってきました。
- 人の粗に目がいかなくなった
- 無理に人に合わせようとしなくなった
- 自然体でいられる時間が増えた
一番の変化は、「私は私でいいんだ」と思えるようになったこと。
それが人間関係にも反映されて、結果的に職場でのストレスがほとんどなくなったのです。
■ 鏡の法則は「自分を映すチャンス」
鏡の法則は、時に厳しい現実を突きつけてくることもあります。
でも、それは「あなたの内側に気づいて」という優しいサインなのだと、今は思えます。
自分と向き合う勇気を持てたとき、人生は確実に変わります。
■ 最後に
もし、今あなたが「なんでこの人とうまくいかないんだろう?」と悩んでいたら、
それはあなた自身と和解するチャンスかもしれません。
「外側の世界は、内側の写し鏡」
この言葉が、私の人生を変えてくれました。
少しでも、あなたの心が軽くなるヒントになれたら嬉しいです。
感想やあなたの気づきも、ぜひコメントでシェアしてくださいね。
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